アウトドアといえば、バーベキュー シェフ * 4人全員
幽 「あー、さすがにこの辺りまで来ると空気がきれいだなぁ。」

蔵 「えぇ、山の空気は清々しいですね。」

幽 「ところで蔵馬、今日は何の料理を作るんだ?」

桑 「おいおいっ、浦飯。 空気の綺麗な山で男の料理といやぁ、
   アウトドア料理だろうが。 んでもって、アウトドアっていやぁ、バーベキュー!!」

飛 「フン、相変わらず発想が単純だな」

桑 「なんだとぉ!! じゃぁ、てめぇは何だと思うんだぁ?」

飛 「俺には関係ない」

桑 「飛影!てめぇーーー!!!」

蔵 「まぁまぁ、桑原君落ち着いて。 今日は桑原君の言うとおりバーベキューなんですよ。」

桑 「ほら、みろ!男桑原!バーベキューはおまかせよぉ!!」

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蔵 「では、食材と炭は持ってきているので、着火材代わりになる小枝を集めましょう。」

飛 「枝など集めんでも、俺の妖力で火など簡単におこせるぞ」

蔵 「それじゃぁ、意味がないのでだめですよ。」

桑 「そうそう、手間をかけてじっくりするのが、男の料理だ。」

飛 「では、俺の力が不要だというのか?」

桑 「そういうこったぁ!」

飛 「じゃぁ、俺は抜けさせてもらう。」

蔵 「あっ、ちょっと飛影!!!」

幽 「飛影のこったぁ、ちゃんと後で来るぜ」

蔵 「そうですね。では、小枝集めをしましょうか。」

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桑 「浦飯、それは竹だからだめだ。燃やすとパンパンはじいて危ねぇからな。
   松ぼっくりなんか、油分が多いからいいんだぜ」

幽 「へぇ〜、お前結構詳しいんだなぁ。」

桑 「あったりめぇよう!ガキの頃はボーイスカウトだったからな」
               (事実確認はしてません。あしからず:管理人)

桑 「これだけ集まりゃぁいいだろう。 炭の周りを大きめの石で囲んで、炭の上に
   集めた小枝や松ぼっくりをかぶせて火をつけるんだけどよぉ、マッチとかねぇのか?

幽 「いっけねぇ!さっき落としちまったよ!」

桑 「じゃぁ、ライターでもいいぜ。いつも持ってるだろ?」

蔵 「一応未成年なんで、ライターを持ってるというのを公の場では・・・(苦笑)」

桑 「ぉぉ!そうだったな(汗)
   じゃぁ、しゃーねーから、木をこすって火をおこすか。」

幽・蔵 「エ、エエエエッーーーーー!!」

桑 「これぞ本当のアウトドアだよねー」

幽・蔵 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

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桑 「・・・・なかなかつかねぇなぁ・・・・・・ブツブツブツ・・・・・・・・」

幽 「このままじゃ、日が暮れちまうぞ。飛影に火をつけてもらったらよかったのかもなー。」

蔵 「そうですね、桑原君には悪いけど。    でも飛影は・・・・」

飛 「俺ならここだ!!」

幽・蔵 「うわっっっ!!」

飛 「あの馬鹿にまかせず、はじめから俺にまかせればいいものを。」

      ボッッッ!!!!!!

桑 「・・・・・・エッ・・・・・・・・・」

幽 「やったぜ!火がついた!!」

桑 「・・・・・・ムッ・・・・・・・・・」

蔵 「・・・桑原君、そんなにむくれないで(苦笑)
   枝等に火をつけたら、炭をずらしたり、斜めにのせて空気が通るようにし、
   風であおいで炭に火を移すんですよね、桑原君。」

桑 「・・・・・・・・・・・・・・・」

幽 「桑原、そんなに怒るなよー。炭が好い加減にいこってきたぜ。
   肉を焼いて食おうぜ!」

桑 「・・・・・・・・・・・・・・・」

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幽 「おい、桑原、早く食わねぇと、なくなっちまうぞ」

桑 「・・・・ん?・・・。あっ!おい!待て!飛影!!!!
   お前ぇ、肉ばっかり食うな!!!野菜も食えって!!」

飛 「妖怪は肉しか食わんのだ。」

桑 「嘘つけぇーーー!!!」

蔵 「やっと桑原君正気に戻ったようですね(笑)」



     こうして、バーベキューを囲んでの賑やかな夜が更けていきましたとさ♪
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